安全配慮義務

会社は従業員の生命、身体、心身の健康等の安全に配慮して働かせないといけません。

従業員は会社が指定した場所で、会社が用意した設備や器具を使って、会社の指示に基づいて仕事をします。

その環境は会社が作り出すものですので、会社には、従業員が安全に働けるよう配慮する義務があるとされています。

仕事の内容や職場の環境に応じて、必要な配慮は異なります。事故が起きるかも知れないと予測できるものは全て対応することが求められます。

安全装置を設けるべき機械には安全装置を設けたり、安全教育を適正に行ったり、過重労働にならないよう注意したりです。

労働安全衛生法で具体的な措置の内容が規定されていますけど、その内容も含みます。

時間外労働の時間が月80時間を超えると、大体は過労死と認定されています。

1週40時間勤務でしたらそうなります。総労働時間で言うと、月２50時間が目安になります。

会社は損害賠償を請求されます。過労死の場合は賠償額が1億円を超えるケースも珍しくありません。