均衡考慮義務

労働契約法 第3条第2項

労働契約は、労働者及び使用者が、就業の実態に応じて、均衡を考慮しつつ締結し、又は変更すべきものとする。

【均衡考慮義務】の解説です

労働契約の締結や変更は、社員と会社が働き方に応じて、均衡を考慮して行われるものです。

均衡を考慮してって、どういうこと?

仕事内容とか、配置転換の有無、責任の大きさ、能力、勤続年数、勤務時間の長さ等を総合的に見て、バランスが取れるよう考慮するということです。

分かりにくなぁ。

例えば、同じ仕事をしている正社員とパートタイマーがいて、正社員は給料が30万円、パートタイマーは給料が20万円だったとします。

うん。

それで、例えば、配置転換の有無、責任の大きさ、能力、勤続年数、勤務時間の長さ等が全く同じ条件だったら、給料も同じでないとおかしいですよね。

まぁ、そうだね。でも、責任の大きさとか、他の条件が全く同じっていう会社はないんじゃないの?

ええ。正社員と比べてパートタイマーは、配置転換がない、責任の大きさが小さい、求められている成果が小さい、時間外労働や休日労働がない、とういように労働条件が違っていると思います。

うん。

そのときは、給料は同じでなくても良いけど、バランスを考えて、低過ぎるのはダメですよと。

どれくらいだったら低過ぎるって判定されるか、基準はないんだよね。

はい。全体を見て判断することになります。

難しいね。

ただ、同じ仕事内容のときは、8割未満の給料は違法という裁判もあります。