自然災害による遅刻・欠勤

自然災害が起きて、そのために従業員が遅刻や欠勤をしたときは、賃金の支払いはどのようにすれば良いのでしょうか?

そのような場合は、賃金を支払う義務はありません。

自然災害が起きた場合の遅刻や欠勤については、従業員の都合ではありませんが、会社の都合でもありません。

したがって、ノーワークノーペイの原則に基づいて、会社は遅刻した時間分、欠勤した日数分の賃金を支払う義務はありません。

法律的には以上のとおり、無給でも構いませんので、その上でどのように処理をするかは、会社が自由に決められます。

例えば、従業員の同意を得て年次有給休暇を消化することも可能ですし、遅刻や欠勤をしなかったものとして処理をしても構いません。また、全額ではなく、半額だけ賃金を支払うことにしても問題はありません。

なお、このような場合に年次有給休暇を消化することは、通常は従業員に喜ばれる対応ですが、年次有給休暇を消化するときは、従業員の同意や申出があることが前提になります。従業員の同意を得ないで、会社が一方的に年次有給休暇を消化させることはできませんので注意してください。