特定健康診査 受診券
特定健康診査 受診券
従業員の自宅に、協会けんぽから「特定健康診査受診券」が郵送されたそうです。どうすれば良いでしょうか?
健康保険に加入している従業員の家族(被扶養者)を対象にした健康診断の受診券です。費用の補助を受けられますので、受診するよう勧めてください。
従業員については、労働安全衛生法に基づいて、毎年1回は定期健康診断を実施していると思います。
「特定健康診査」は、従業員の家族(健康保険の被扶養者)を対象に実施するもので、年度内(4月1日から翌年3月末日まで)に1回に限って、健康診断の受診費用の一部(一定額)を補助してもらえます。受診を強制するものではありません。
健診の内容が同じでも、健診機関(医療機関)によって、費用が異なりますので、補助される額より受診費用の方が低額の場合は、無料で受けられます。
ただし、補助を受けられる家族(被扶養者)には年齢制限があって、40歳から74歳の方に限られます。
この特定健康診査を受診する際に、「特定健康診査受診券」が必要になります。
検査項目や受診の流れは、こちらで確認できます。東京都のページですが、各都道府県で同様に実施されています。
特定健康診査は、メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を早期に発見して、対策することを目的とした制度です。
基本的な健診の内容は、問診、診察、身体測定、血圧測定、血液検査(血中脂質検査、肝機能検査、血糖検査)、尿検査です。また、医師の判断により、貧血検査、眼底検査、心電図検査、血清クレアチニン検査を実施する場合があります。
生活習慣病の早期発見のために、定期的に健康診断を受診することが大事です。従業員には家族に対して受診するよう勧めてください。