社会保険協会の会費

社会保険協会の会費

毎年、社会保険協会という所から、会費を支払うよう振込用紙が送られて来ます。支払わないと何か不利益があったりしますか?

社会保険協会の会員でなければ、会費を支払う必要はありません。支払わなくても、不利益やデメリットはありません。

社会保険協会の会費はそれほど高額ではありませんので、よく分からないにもかかわらず、会費を振り込んでいる会社が少なくありません。なお、年会費は被保険者数に応じて変動して、東京社会保険協会の場合は、被保険者数10人未満で年会費は3,500円となっています。

社会保険協会という名称が全国健康保険協会(協会けんぽ)と似ていますので、混同されやすいです。また、会費を支払わないと、全国健康保険協会(協会けんぽ)が行っている健康診断を受けられなくなるのでは?と心配される方がいらっしゃいます。

会費を支払わなくても(社会保険協会の会員でなくても)、全国健康保険協会(協会けんぽ)が実施している健康診断(生活習慣病予防健診)は受けられます。

自動車の運転免許証を更新するときに、交通安全協会に入会するよう勧められますが、加入は任意で、断ったとしてもデメリットはありません。社会保険協会も同じような団体で、各都道府県に設置されています。

社会保険協会に入会すれば特典として、広報誌の配布、社会保険に関する事務講習会への参加、スポーツ施設、レジャー施設、宿泊施設などの割引が受けられます。

知らない間に社会保険協会の会員になっていて、会費を支払いたくない場合は、退会の手続きをしてください。

昔に会社を設立して、社会保険の加入手続き(新規適用)をしたときに、社会保険事務所(年金事務所)から、社会保険の加入手続きに関する書類一式を受け取ったと思います。その書類一式の中に、社会保険協会の入会届が紛れていて、知らない間に社会保険協会に入会しているケースがあります。

なお、社会保険協会では、社会保険協会の会員、非会員に関係なく、振込用紙を送付しているようです。