健康診断個人票とは
健康診断個人票とは
「健康診断個人票」とは、どのようなものでしょうか?
会社が行った健康診断の結果を記録するための書類です。
労働安全衛生法により、会社は、従業員を雇入れるとき、及び、1年以内ごとに1回定期に、健康診断を行うことが義務付けられています。
これらの健康診断は、単に受けるだけで良いというものではありません。会社は健康診断の結果を記録したり、健康診断の結果に基づいて医師の意見を聴いたり、従業員に医師による面接指導を受けさせたり、必要な管理を行わないといけません。
その1つとして、会社は、従業員が受けた健康診断の結果に基づいて、「健康診断個人票」を作成することが、労働安全衛生規則により定められています。実施が義務付けられている項目について、結果を記入することになっています。
通常は、医療機関に健康診断の申込みをする際に、労働安全衛生法で定められている「企業健診」であることを伝えれば、本人とは別に会社にも健康診断の結果が送付されます。
健康診断個人票の作成義務は会社にあるのですが、会社から医療機関に、氏名や生年月日などを記入した健康診断個人票を提出して、健康診断の結果を医療機関に記入(作成)、押印してもらう方法もあります。医療機関によって対応が異なりますので、あらかじめ確認するようにしてください。
最近は、メンタルヘルス、うつ病、長時間労働などが注目されていて、健康診断の重要性が高まっています。そのため、労働基準監督署でも、健康診断個人票の有無がよくチェックされます。
「健康診断個人票」は、こちらのように様式が定められています。
また、健康診断個人票は5年間保存することとされています。
- 他のページも見てみる【 2分で読める労務ワンポイント 】
- 定期健康診断で、実施が義務付けられている項目は、どんなものがありますか?
- 育児休業中の従業員がいるのですが、定期健康診断は省略しても良いですか?
- 協会けんぽの「生活習慣病予防健診」は、定期健康診断の代わりになりますか?
- 健康診断個人票とは、どのようなものでしょうか?
- 定期健康診断を受診しない従業員がいるのですが、どうすれば良いでしょうか?
- 要再検査と判定された従業員には、どのように対応すれば良いでしょうか?
- 健康診断に要した時間分の賃金は、遅刻と同じように控除しても良いですか?
- 健康診断は休日に受診するようにしても良いでしょうか?
- 健康診断の受診費用は、会社が負担しないといけないのでしょうか?
- パートタイマーも定期健康診断を実施しないといけないのでしょうか?
- 採用時に健康診断を受けて、定期健康診断も受けないといけないのでしょうか?
- 雇入れ時の健康診断の結果が良くなかった場合、採用を拒否しても良いですか?